京商のミニカーの魅力と高価買取のポイント

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実際の車を小さいスケールで再現したミニカーは、子供から大人まで世界中にファンがいます。国内にもミニカーを手掛けるメーカーは数多くありますが、その中でも90年代に急成長を遂げて世界的シェアを持つまでになったのが京商です。

そこで今回は、京商のミニカーの歴史を紹介すると共に、買取を利用する時のポイントについて詳しく紹介していきます。

「GT SPIRIT」はミニカーの新しいブランド

京商の概要とミニカーとの関係

京商は神奈川県厚木市に本社を置く、模型を始めとした玩具類の製造と販売を行っているメーカーです。1963年の創業当時から行われているラジコンが京商の主力商品で世間からはラジコンメーカーという認識を持たれていました。

しかし、その後の事業の拡大で新たに始めたダイキャストミニカーの販売によってそのイメージは大きく変わっていくのです。それまで国内のミニカーメーカーというと一部の大手企業に限られていたため、社内では新規参入に対して不安視する声も多かったと言われています。

こうした先の見えない手探り状態でのスタートということもあって1991年に初めて販売されたのは1/18スケールの4種類だけでした。しかし、実際に販売を始めると大手メーカーに負けずとも劣らないクオリティの高さが話題となり、売り切れが続出する程人気となったのです。

この成功を機に本格的に参入を始め、ミニカーは京商の新たな主力商品として会社の利益の大半を占めるまでになりました。そして、2002年に日本車の製造、販売を専門とするブランドを設立したのをきっかけに、次々と新たな自社ブランドを立ち上げて現在では世界中にシェアを持つ程に成長を遂げています。

京商のミニカーの特徴

ミニカーと言うと一昔前までは子供の玩具というイメージが強く、1/76や1/64といった手の平サイズのコンパクトが特徴でした。しかし、京橋が製造した1/18のスケールは、ラジコン模型に近い大きさと細部にまでこだわった緻密な作りによってそれまでのミニカーの概念を大きく変えたのです。

また、スケールが大きくなったことで価格も格段に高くなりました。かつての1/64スケールは相場が数千円程度と気軽に購入できたのに対して、京商の1/18モデルは平均価格が数万円となっています。これにより、ミニカーは子供の玩具から大人のコレクションアイテムへと変貌を遂げていったのです。

他社にはない独自の販売ルート

京商がミニカーメーカーとして成長を遂げた大きな要因の一つが独自の販売ルートです。ミニカーは玩具のジャンルに分類されることから、模型店を始めとした専門店での販売をイメージする人が多くいます。しかし、こうした専門店で販売をしてしまうと、ライバル企業の商品と同じ場所に陳列されるため、自社製品を目立たせるのが難しいのは否めません。

そこで目を付けたのがコンビニでの販売です。コンビニはセブンイレブンの大ヒットによって様々な企業が参入を始め、北は北海道、南は沖縄まで日本中にシェアを持つ生活に欠かせないお店となっています。模型店を大きく上回る店舗数と、営業時間の長さが特徴のコンビニで玩具を販売するという戦略は、それまでの玩具業界の常識を覆す大きなインパクトをもたらしました。

特定の人だけが足を運ぶ専門店とは異なり、世代を問わず様々な人が訪れるコンビニにミニカーを置いたことで、新たな客層を取り込むことにも成功したのです。このコンビニ限定のオリジナルミニカーは若い世代を中心に大ヒットし、シリーズとして現在も定期的に新しいモデルが販売されています。

京商ミニカーで高価買取が期待できる人気モデル

1991年の販売開始から30年近い歴史を持つ京商のミニカーは、これまでに1500近い種類を販売していて、希少性の高い人気商品も多くあります。中でも、特に人気が高いと言われているのが、フェラーリのディーノです。

こちらはイタリアの車メーカーのフェラーリは製造したミッドシップ2シーターのスポーツカーになります。フェラーリは京商でも屈指の人気を誇る車種で、このディーノは保存状態によっては買取価格が定価の数倍近くなることも珍しくありません。

また、国産車では日産のフェアレディなども人気があります。国内トップクラスの車販売メーカーの日産が手掛けたフェアレディは、国内はもちろん、海外でも根強い人気を誇っている車種の一つです。車の人気によってミニカーの価値も上がり、こちらもフェラーリと同様に、定価以上の買取が期待できます。

買取を利用する場合に注意すべき保存状態

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前述したように、京商のミニカーはモデルによっては高価買取が期待できます。しかし、ミニカーの買取では査定の基準となるポイントがいくつかあって、それによって金額に大きな違いが出ることもあるのでしっかりと理解しておかなくてはいけません。

まず基本として挙げられるのが保存状態です。これはミニカーに限ったことではありませんが、商品の買取は未開封など新品に近い状態ほど査定がプラスに働きます。また、コレクションを前提としている人にとって本体はもちろん、外箱の保存状態も重要です。

したがって、買取に出す時は長年の保存によって付着した埃などは綺麗に取り除いておくことが大切です。この時に箱に貼ってある値札シールなども一緒に剥がしておくと査定の時に良い印象を与えられます。

付属品も一緒に出す

買取で欠かすことのできない大事なポイントの一つに、付属品の有無があります。付属品は商品によって若干の違いがありますが、ミニカーの場合は主に本体を乗せるための台座や説明書、そして外箱などです。もちろん本体だけでも買取をしてもらうことはできますが、これらの付属品があるとないとでは、査定額に数千円以上の違いが出ることもあります。

付属品の単体での買取は原則不可となっているため、残しておいてもあまり意味はありません。少しでも高い金額での買取を希望するのであれば、付属品も一緒に出すことが重要となります。

シリーズ物は全てコンプリートした状態で出す

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フェラーリを始めとした単体でも高価な買取ができるモデルがある一方、まとめて販売することによって価値が高まる物もあります。その一つがコンビニ限定モデルです。京商が定期的に販売を行っているコンビニ限定モデルは毎回数種類の車種とカラーが用意されています。

これらは単体で買取に出した場合は良くて数百円程度の査定額しか付きません。しかし、全ての車種とカラーを揃っていると1台当たりの査定額が数倍になることもあります。商品は中身が見えない状態で販売されているためコンプリートをするのは簡単ではありませんが、ダブった商品も買取対象となるので心配いりません。